カテゴリー「書籍・雑誌」の5件の記事

2005/01/20

風の旅人

ユーラシア旅行者: 風の旅人 Vol.11

『風の旅人』は,ぼくが最近出会った雑誌だ.

この雑誌のことをMemento-Moriのozetinさんがお気に入りの雑誌として紹介していて,その記事を読んで興味を持った.そして,近所の書店で10号と11号を見つけすぐに購入した.

読んでみたらやっぱりおもしろくて,すっかりはまってしまった.ちょっと大きめの雑誌で通勤の電車の中で読むのはちょっと難しくて(15分間しか乗らないし...),家で時間のある時に読んでいる.だから,未だに2冊読み終えられずにいるんだけど,この雑誌の良さはもう十二分に感じている.

『風の旅人』には大きな写真がたくさん使われている.そして,その一枚一枚がとても力強く,見るものの視線を捉えて離さない.見開きの大きな写真などは,手にした雑誌があたかも一枚の窓であるかのように感じられ,その向こう側に吸い込まれてしまいそうなほどだ.「そんな,大げさな」と思われるかもしれないが,A4よりも一回り大きな雑誌の2ページ分の大きさの写真はかなりの迫力であり,写真そのもののチカラと相まって実際にそう思わせてしまうのだ.

いつかこんなチカラを持った写真を自分も撮れるようになりたいなと思いながら,写真を見るだけでも楽しい.

しかし,写真だけではない.文章もすごい.『風の旅人』に寄せられている文章はどれも濃厚で,雑誌だからといってサラッと読むような類いのものではない.だからといって,ハードカバーの小難しそうな本のように精神を集中して読むようなものでもない.リラックスして読むのが一番良さそうだ.そして,読んで終わりではなく自分の中で反芻するといい.読むという行為は,書かれたものを自分の中に取り込む行為だけど,『風の旅人』の文章はただ取り入れただけでは栄養にならなくて,よく噛んで咀嚼しないと自分のものにならないような気がする.別にそんなものは要らないよという人は読まなくてよろしい.でも,『風の旅人』には必須アミノ酸のようなものや,ビタミンが詰まっているので心を健康に保ちたい人は読んでみることをおすすめします.

個々の内容は,各号のテーマによっても大きく変わるのでここでは触れない.と言うより,ぼくにはうまく説明できないのでやめておこう.それに,文章からなにを感じるかは人それぞれだし,その人のバックグラウンドによって解釈のしかたは全く別のものになってしまうと思うので.

ぼくはあまり雑誌を読まないから,『風の旅人』がどんなジャンルの雑誌になるのかわからない.だから,『風の旅人』についてうまく紹介することができていないかもしれない.だけど,たぶんどんなジャンルにも分類されない雑誌なのではないかと思う.編集長である佐伯さんのblog『風の旅人』編集だよりを読んでいるとそう思う.佐伯さんの情熱とこだわりが,ほかに似たものがない特別な一冊を生み出しているんだと思う.

『風の旅人』の表紙にはこんな言葉が書いてある.

“風の旅人”は、心の旅に誘います。

これ以上ないくらい的確に表現した言葉だと思う.心の旅へ誘われる一冊ですね.

実際に旅をしながら読むのも良さそう.移ろう車窓の風景と交互に味わうのも悪くないかななんて.

参考:
ユーラシア旅行社 『風の旅人』
編集長 佐伯さんのblog 『風の旅人』編集だより
ozetinさんのblog 『Memento-Mori』

うまく紹介できるかな?と思ったけど結局長々と書いてしまった.それだけ気に入ったってことです.


追記:
この雑誌は,巷にあふれる雑誌とは違い広告が一切ありません.企業協賛ページが数ページあるだけです.雑誌なのに中身がギューッと詰まっている感じがするのは,そのためもありますね.

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2004/12/29

NAMI

梶井照陰: NAMI

初めて写真集というものを買った.
自分へのクリスマスプレゼントとして.


それが『NAMI』という写真集だ.これは佐渡島の海を撮った写真集である.とにかくすごい写真なんだ.手にとり本を開いた瞬間から,画面の中に吸い込まれてしまった.

荒れ狂う日本海.打ち寄せる波のしぶき.白い波の花.激しいだけではない.陽の光にきらめくやわらかな海面に,透明な海の中もある.

特にぼくは最後の一枚が好きだ.この写真集の帯には「彼の作品は聞いたことのない民族音楽のようだ」というデザイナーの中島英樹氏の言葉が添えられているのだが,最後まで写真を見ると,その言葉の意味するところがよくわかる.ぼくには最後の一枚は,その音楽の余韻のように思える.

さて,この写真を撮った梶井照陰という人についても紹介したい.
彼はビュジュアル誌『FOIL』が行った「第一回フォイル・アワード」でグランプリに輝き,この写真集が初めての著作となる新人の写真家だそうだ.そして驚いたことに真言宗の僧侶でもある.佐渡島で僧侶をする傍ら,写真家として日本海の波をとり続けているそうだ.しかも彼はぼくと同じ1976年生まれ.同い年のこの僧侶はなにを思いながら,佐渡の波と対峙し,シャッターを切り続けているのだろうか?

この写真集を開くたびに,ぼくは強烈な刺激を受けることになるだろう.そして刺激をエネルギーに変換してぼくもシャッターを切る.彼のように見るものを圧倒するようなパワーを持った写真を撮れるようになりたいもんだな.

書店で見かけたら,ぜひ手にとって開いてみてください.
あなたもNAMIの虜になってしまうかもしれません.


スマトラ地震による「TSUNAMI」がインド洋周辺諸国に甚大な被害をもたらしました.NAMIは時に美しいけれど,時に凶暴である.自然というものは皆,そのような両面の性質を持っている.自然に対する感謝と畏怖の念の両方を忘れないようにしようと思います.

参考:
ビュジュアル誌『FOIL』

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2004/12/14

写真の学校

最近,写真の学校に通い始めました.

と言っても,本物の学校ではありません.本を読んでいるのです.

写真を趣味としてからもう6年になるので,写真に関するある程度の知識はある.でも,一眼レフを手に入れて真剣に写真を撮り始めたから,基礎からきちんと学んでみたいなぁと思っていたんだ.そんなときにぴったりの一冊に出会った.

写真の学校 東京写真学園監修: 「写真の学校」の教科書
それが『「写真の学校」の教科書』

この本には,写真の基礎がしっかりと書かれている.まだ最後まで読んでないけど,とてもためになる本だと思う.ちなみに監修は東京写真学園なので,正真正銘の教科書なのだ.じっくりと写真に取り組みたい人にオススメです.

また,東京写真学園はメールマガジン「Photo365 MAGAZINE & DIGITAL PHOTO LABO」も発行していて,こちらでは有名写真家のインタビューや写真上達のヒントなどが連載されていておもしろい.

料理も写真もがんばるぞー!!

参考:
東京写真学園
Photo365 MAGAZINE & DIGITAL PHOTO LABO

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2004/12/08

定食屋の定番ごはん

右サイドバーにBOOKSにまた一冊追加しました.
オレンジページブックス男子厨房に入るシリーズのまだ手に入れていなかった最後の一冊『定食屋の定番ごはん』です.
おいしそうな写真が一杯です.もうだめです.見てるだけでおなかが空いてしまいます...

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2004/11/27

男子厨房に入る

右サイドバーに「BOOKS」を追加してみました.これはココログアフィリエイトの@niftyBOOKSを利用しているので写真付きで本の紹介することができます.ほかにもAmazonなどでも同じようなことができるのかな?アフィリエイトで稼ごうとは全然思っていないのであまり詳しくないけど,いろいろ導入してみると商品を紹介したりするのに便利かもしれない.

早速三冊登録してみましたが,すべてオレンジページブックスの「男子厨房に入る」というシリーズの料理本です.この本はとにかく写真がすばらしい.見ているだけで食欲がそそられてしまいます.眺めているだけで楽しい料理の本は,作ってみようと言う気にさせますね.料理素人のぼくには写真と同じように作るのはほとんど不可能ですが...

でも,この本は「男子厨房に入る」と言うだけあって,料理なんてさっぱりの男でもわかるように丁寧に書かれていると思います.だから貧乏男子学生や単身赴任のお父さんなんかにお勧めかもしれません.

よく考えてみたら,うちにはプロの料理人がいるのでした.父は長い間コックをしていたのです.もうずいぶん前にコックは引退していますが,今でも家でたまに腕を振るってくれます.父から学ぶことはまだまだあるのかもしれませんね.しかし,料理の基本ぐらい自分で学ばなければプロの技は学べません.せっせと修行します.

食は生活に欠かせないもの.だからこそ大切にしたいなと思います.おいしいお店に食べにいくだけでなく,自分でも作れるようになりたいなと思います.ぼくにも料理人の血が流れているのですから.

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