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2004/04/27

「運命」と「偶然」に関する考察

「運命はこころざしあるものを導き,こころざし無きものをひきずってゆく」
セネカ

「運命」には肯定的な考えを持っている.
僕は,何かに導かれるように自分の人生をここまで歩んできたように思う.なにに導かれていたのかはわからない.ただの思い過ごしかもしれない.でも,起こることにはすべて理由があると考えて,そこに意味を見出そうとしてきた.
嬉しいときも,悲しいときも,楽しいときも,苦しいときも,いつもそうしてきた.
たくさん失敗してきたけれど,それでも後悔をあまりしていないのはそのためなのかもしれない.

「偶然は,準備の出来ていない人を助けない」
ルイ・パスツール

一方で「偶然」には否定的な考えを持っている.
僕の中では「必然」+「必然」=「偶然」であり,「偶然」は「必然の産物」にすぎないのだ.
だから「偶然」に期待することはしない.
「偶然」を起こすためにできることは,「行動」することなのだ.

それでは「運命」と「偶然」の関係とは?
二つをまとめた言葉に,映画の中で出会ったので紹介しよう.

「運命というのは努力した人に偶然という橋を架けてくれる」
『猟奇的な彼女』 2001年 韓国

これからも「偶然」に期待はしない.
でも,不意に訪れてくれた「偶然」には感謝しようと思う.

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コメント

うーむ、むずかしい。。
私は運命と言うのはよくわからない。
肯定も否定もするつもりはないけど…
「運命」とか言っちゃうと、最初から決められてるようで『うーん...』って思っちゃうの(よくわかんないね)
今までの道を運命だったんだと思っても、これからのことを運命だと言ってしまうと、自分がこれから何を選択しても運命というもので決められてしまってる感じがして、未来への楽しさが減る気がする。
・・・うまくいえないや。ごめんちょ。
自分で作る運命だと思えばいいのか。

結局否定してる・・・?

ayaの戯言なり。

投稿: aya | 2004/04/27 18:40

「運命」はね,レールじゃないと思うんだ.道を選ぶ権利は自分自身にあると思う.
もうひとつ言葉を紹介しよう.

「人は誰でも、人生が自分に配ったカードを受け入れなくてはならない。しかし、一旦カードを手にしたら、どのようにそれを使ってゲームに勝つかは、各自が一人で決めることだ。」
ボルテール

カードは配られる.ルールは決められている.何もかもが自由なわけではないけれど,進むべき道を選ぶことはできるはず.
ただ,「運命」は次にどのカードを切るべきかをそっと示してくれていたりするような気がするんだよね.でも,選ぶのは自分.決めるのは自分.「運命」は背中を押してはくれないし,手を引っ張ってもくれない.自分の足で進まなきゃって思うのだ.
「運命」はレールじゃない.迷う自分の足元をやさしく照らし,確かな一歩を踏み出すためのランプなんじゃないかな?

投稿: tsune | 2004/05/03 22:46

突然失礼します。
「猟奇的な彼女」の考察を回ってて、気づいていない方が多いみたいなので・・
あの言葉、老人とキョヌのセリフが逆なんですよね。

運命と偶然(必然)の視点からみるとまた違った楽しみがあると思います。
あの映画の全てのシーンに意味があると言えるほど。

「赤い糸」の引用とか、彫刻家のインスピレーションとか・・
おもしろい考察です。

投稿: 通りすがり | 2009/10/13 18:04

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